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樹脂特性
├ 耐薬品性
├ 耐候性は何年
├ 線膨張係数
├ 吸水性
├ 酸素指数
├ 電気抵抗、絶縁破壊強
├ 発火温度
├ 摩擦係数
├ 比誘電率、誘電正接
├ ガラス転移温度
└ 各種樹脂特性比較
 

樹脂特性について


Q
耐薬品性について知りたいのですが。


薬品がどのようなものかで結果が異なります。 溶解型薬品の場合は、ご使用は出来ません。
ABS樹脂の耐薬品浸漬試験結果をご覧ください。

また、歪のかかった環境での薬品との接触は割れの原因となることがあります(環境応力亀裂)。環境応力亀裂に関する詳細な説明並びに対策については、 「トラブルガイド」ページのケミカルストレスクラックに記載していますので参照して下さい。
弊社では環境応力亀裂に対して改良された各種グレードを販売しています。


Q 耐候性グレードは何年持ちますか?

色と物性に分けて考える必要があります。色は配合された色材の耐候性に支配されますので、色によって異なります。 黒では促進耐候試験機による2000時間の暴露で僅かな変色となります。物性の変化する程度も物性の項目により違いがあります。



Q
ABSの線膨張係数が知りたいのですが。


弊社製品ではガラス繊維配合グレードGF30の2.8x10E-5 から超耐衝撃性グレードLEの11x10E-5までと異なります。 ABS樹脂の場合はゴム分の多少に沿って変化します。EX120では8x10E-5 cm/cm/℃。製品カタログに記載されています個別グレードのデーターを参照してください。


Q 吸水性について教えてください?

ABS樹脂は吸水性があります。成形時には必ず乾燥してください。 吸水のレベルは、汎用グレードでは常温大気中放置 で0.5〜0.7%程度。一部の耐熱グレードや特殊グレードでは1%とグレードにより異なります。  製品資料のページで製品別の成形条件資料をダウンロードし、ご参考としてください。 射出成形では吸水率0.05%以下 を目安に乾燥を行ってください。



Q 酸素指数を教えてください。

難燃タイプのABS樹脂の酸素指数は、難燃性能に応じて約22〜35、非難燃タイプのABS樹脂は約18です。

Q 電気抵抗、絶縁破壊強さを教えてください。

標準的ABS樹脂では 体積抵抗率 : 10E+15 から 10E+18 ohm・cm 絶縁破壊強さ : 14-20 kv/mm です。


Q ABS樹脂の発火温度は?

ABS樹脂の発火温度は約500℃ですが、燃焼環境条件で変動します。


Q ABSの摩擦係数を教えてください。

ABS樹脂同士での静摩擦係数は約0.5です。  弊社摺動性グレードESA40では、0.3前後となり、 POM(ポリアセタール)と同程度のレベルとなります。 ABS樹脂同士の組み合わせ製品では、筐体の変形時に起こる、あわせ面でのすべりによりきしみ音が発生します。 これは、同質の材料で必ず起こるかじり現象が原因です。弊社、摺動性材料ではこのかじりが発生しない特異な性質 を持ち、材料選定と統合を容易にしています。

Q 比誘電率、誘電正接の値はいくらですか?

標準的ABS樹脂で 比誘電率は2.4-5.0(60Hz) 誘電正接は0.004-0.008(10E+6 Hz)となっています。

Q ABS樹脂のガラス転移温度を知りたいのですが。

ABS樹脂は200℃近く離れた二つの温度領域にガラス転移温度を持ちます。 ブタジエンゴムに起因する低温側 の-80から-90℃付近の転移とPSANに起因する 高温側120℃近辺の転移点です。低温側はABS樹脂の低温衝撃強度に貢献する特性です。 高温側は耐熱性を支配 する特性です。 動的せん断弾特性の測定例をご覧ください。ガラス転移温度はtanδのピーク温度で 知ることができます。

  動的せん断弾特性の測定例

 

Q ABS樹脂と他樹脂の特性を比較した資料はありませんか?

異なった樹脂を比較評価することは、規格試験法では各樹脂固有の試料作成条件や試験条件があり無理があります。 ご検討予定の製品でその違いを把握することをお勧めします。

プラスチックを扱った書籍の中に数値比較をしたものがあります。ご参考として紹介いたします。

「プラスチック読本 主要熱可塑性プラスチックの性能一覧表」

をご参照下さい。また、ご覧頂く前に、表下記の「ご利用のまえに」をご一読下さい。

 

 

 

 

 


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